ESPr Developerって何?
ESP8266
というArduino互換のSoCがあります。
そのESP8266
を搭載し国内の技適などを通したものがESP-WROOM-02です。
さらに、このESP-WROOM-02
を開発者向けに色々なもの(ピンヘッダ、電源回路、USBシリアル、リセットスイッチなど)を追加したものがESPr Developerです。
載っているSoCはESP8266
なので以下のものは概ね同じものとして扱って良いです。
- ESP8266
- ESP-WROOM-02
- ESPr developer
何が出来るの?
このSoCは値段が安い(ESP-WROOM-02は600円、ESPr developerは2160円)にもかかわらずwifiが使えるのが素晴しいです。また、Arduino互換なのでArduino界隈の資産を利用することが可能です。
ただし、GPIOの数が少なかったり、ADCが1つしか無かったりしてArduinoと完全に同一ではないので注意は必要です。
チップ自体がとても小さいので、最近耳にするIoT的な何かを開発する時には便利に使えると思います。
実際の事例としては、mgo-tecさんのサイトに多数の事例がありとても参考になります。
リファレンスなどの情報
ファームのリセットの方法
自分でファームの初期化をしたい場合には、以下のサイトから公式のファームウェアとDLして書き込めばOKのようです。
安定版(?): http://espressif.com/en/products/hardware/esp8266ex/resources
最新版(?): http://bbs.espressif.com/viewforum.php?f=46
書き込みツール
pythonのコマンドラインとWindowsのGUI版があるようです。
https://github.com/espressif/esptool
http://bbs.espressif.com/viewtopic.php?f=57&t=433
実際に試す場合に参考になりそうな情報は実際に書き込む必要がある場合に適宜調べた方がよさそうですね。以下のblog記事が参考になりました。
- http://qiita.com/dobnezmi/items/ba936fa3695b1dd050ad
- http://makers-with-myson.blog.so-net.ne.jp/2015-10-12
GPIOのPINアサインは?
PINのアサインとしては以下のような感じで使えるようです。
まずはLチカ
自分は以下のような環境で実施してみました。
OS | Windows 10 |
Arduino IDE | 1.8.2 |
ファーム書き込みの具体的な方法はこちらを参照してください。
ちなみに、MacだとFTDIのデバイスドライバ周りに問題があるようで対処が必要そうです。
対処法としては、このような手順で対処するようです。
回路に使ったもの
抵抗 | 1KΩ |
LED | なんでもOK |
作った回路
void setup() {
pinMode(14,OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(14,HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(14,LOW);
delay(1000);
}
とりあえず、これでLチカできました。