在宅勤務環境に対する果てなき探求(2022)

投稿者: | 2022年12月11日

pyspa Advent Calendar 2022 11日目です。10日目は yamionp さんでした。
pyspaのAdvent Calendarに参加するのは初めてです。ちょっと緊張しております。

在宅勤務で使っている音響機材などを忘備録的にまとめておこうかと思います。なお自分は割とオーディオオタクなのでご注意ください。

目指している環境

日常生活と在宅勤務を同じ机で行っているので両方の需要を満たすのが最低要件です。
具体的には、コンシューマーゲーム機とお仕事と音楽を楽しむという3つを満たしている必要があります。

PCデスク周りの環境

この写真のような感じの机で生活してます。

PCはちょっと世間の方より多い台数が置いてあって、4台ほどを利用しています。
在宅勤務はもちろん、音楽もこのPCで聞く環境になっています。

  • Windows デスクトップマシン
    • ゲームと開発環境、遊んでいるときの音楽再生の環境はこのマシン
  • Linux デスクトップマシン
    • 開発環境、開発中の音楽環境はこのマシン
  • WindowsノートPC
    • 持ち出して作業する時用。出番はほとんど最近なし
  • WindowsノートPC(会社用)
    • 会社のお仕事をするためのノートPC

あと、このディスプレイを使ってゲーム(PS5、switchなど)もプレイしています。

環境構築の方針

日常生活で使う上で以下のことを気にしながら環境構築しています。

  • ゲームとPCの音声入出力の同時出力
    • ゲームをやるときにPCでdiscordなどの音声通話をできるほうが便利なので、PCの音声とゲームの音声が同時に聞ける環境を作っています
  • しっかり音楽を聴くときはヘッドホンで聴きたい
    • そんなに高級なスピーカーを持っていたり、防音ばっちりな部屋で暮らしているわけではないので、音楽を楽しむときはそれなりのヘッドホンで聴きたいです
  • マシンへの接続はUSBの抜き差しなど手軽にできるようにする
  • 在宅勤務ももちろん問題なくこなせる
    • ただし、ゲームや音楽と比較すると快適であればOKという基準にしています

ゲームとPCの音の同時出力

YAMAHAのZG01を使っています。HDMI入力が2つとUSBからPCの音を出力できて便利に使えます。
欠点はLinuxのドライバが無いことです。なのでLinuxマシンのHDMI出力をZG01につないでいます。
これでLinuxマシンの音声出力をZG01経由で出力することができます。代わりにLinuxマシンとゲーム機の同時出力ができないのが欠点になっています。

ZG01を採用する前は、Sound BlasterX G6 を採用していました。これはLinuxのドライバもあるのでUSB切り替え機などで切り替えられるのが便利でした。一方でこれにはHDMI入力などはないので、ゲーム機の音声はHDMIのスプリッタなどで音声を取り出す必要があります。また、複数のHDMIを切り替えることもできないので、HDMI切り替え機兼スプリッタを導入していました。

ZG01を導入してHDMIで取り回しが完結するようになったので配線はとても楽になりました。あとZG01などのミキサーには音量つまみがありますが、これが思いのほか便利で手放せなくなってしまいました。Linuxのドライバがあれば完璧なのですが気長に待つことにします。

ちなみに、スピーカーはKEFのLSX(もう後継機のLSX iiしか公式には載ってないですね)を使っています。小型ですが、なかなか良い音でなってくれます。

音楽をしっかり聴く環境

音楽を聴く環境です。オーディオテクニカが割と気に入っているので統一しています。
AT-DAC100AT-BHA100を、DACとヘッドホンアンプとして使っています。ヘッドホンは、ATH-AWKT を使っています。

ヘッドホンアンプは真空管アンプになっていて、ちょっとおもしろいなと思って買いました。
製品を見るとAT-DAC100と組み合わせることが想定されてそうなのでとりあえずその構成で使っています。AT-BHA100にはバランス入力があるのに、AT-DAC100がバランス出力ついてないのがもったいないなぁと思うので、そのうちバランス出力付きのDACを買えたら買おうかなと思っています。

自分はヘッドホンは密閉型のものが好きなのですが、世間の流行的には開放型がはやっていて選択肢があまり多くないです。e-イヤホンで視聴してみてATH-AWKTがなかなか気に入ったので使っています。
視聴した範囲だと、VictorのHA-WM90-Bと相当悩みました。次にお金がたまったら買うかもしれません。ひょっとすると年末あたりに買っている可能性があります。オーディオテクニカがATH-W2022とかいう意味が分からない価格のヘッドホン(誉め言葉)を出していましたがさすがに手が出ませんでした。

音楽を真面目に聴きたいときは、これらの機材で音楽を聴いています。USB-Cで接続出来たりするので手軽に聴くことができます。せっかくハイレゾ環境と思ってLinuxのpipewireでアップサンプリングできるようにしたり、Windowsのfoobarでアップサンプリングしたり、ハイレゾ音源をたまに買ったりしています。この辺でも1つ記事が書けたりしそうなのでここでは割愛します。

マイクなど在宅勤務に使う機材

ここまで、在宅勤務の話がほとんど書いてありませんね。在宅勤務などでは通話をたくさん行うのでマイクが必要です。マイクはATR2100x-USBを利用しています。マイクアームはAT8700Jを使っています。このマイクをZG01のXLRの入力にさして使っています。出力もZG01のヘッドホン出力を使えばOKという感じでお仕事はこなしています。

マイクは昔はノイズが入らないもの等を検討していたのですが、フィルターやRTX Voiceといったノイズキャンセリングを組み合わせるだけで十分な環境が手に入るようになったので当分はこの環境で良いと考えています。

ATH-G1WLOpenComm を在宅勤務で大事な会議、長くなりそうな会議などのときには利用しています。ここまで挙げた機材はすべて有線のものなので長い会議だと無線のものを使って、たまに体を動かしてたりします。OpenCommは骨伝導ヘッドセットとしては完成度も高く長時間つけていても疲れないので気に入っています。軟骨伝導というものも最近はでたりしているようなので、それも試してみたいなと思っています。

気に入ってない点

  • ZG01経由でしかゲーム音声の再生ができない
    • ゲームをヘッドホンで聞きたい場合に、ATH-BHA100経由では再生できずZG01経由でしか再生できません。PC側でVoicemeeterなどを使えば実現できるのですが、ゲームをするときに必ずPCを起動しないといけないのはちょっと微妙です。
  • AT-DAC100の動作が不安な時がある
    • これはどのソフトウェアが悪いのかわかっていないのですが、AT-DAC100をTeamsなどで利用しているとノイズが乗ってくることがあります。そのときは、USBのon/offで対応できるのですがちょっと微妙です。
  • ZG01の動作が不安な時がある
    • ZG01がAMDの組み合わせだと不安定。公式でも色々書かれています。BIOSを更新して、チップセットドライバを最新にしたら大分安定してきました。それでも、何も触っていないのにUSB接続が途切れたり若干不安定な時があります。ゲームのほうに影響はないので大きな問題にはなりませんが気になりますね。

つまり、どのデバイスも少し出力に不安があります。Intelのマシンを来年組むかなという予定もあるので、そうなったらZG01が安定してくれるのであれば嬉しいのですが…。

まとめ

自分の2022年の在宅の音響環境を紹介してみました。来年も微調整をしつつ改善を続けていきたいと思います。お金の話は意図的に書いていません、みなさんご存じだと思いますがお金は大事に使う必要があります。今回紹介していないアンプやヘッドホンなどももちろんあります。沼はここにあります。

普通に2022年を振り返ると転職して1年過ごしてみましたが、いろいろ変わってようやく落ち着いてきたかなという感じです。生活の変化としては、生活に精神的、時間的なゆとりが出来てアニメなどの消化率が良くなりました。来年以降も継続していきたいところですね。

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