この記事は、pyspa Advent Calendar 2025 の21日目の記事です。
こんにちわ、さくらんぼです。
あんまりネタが思いつかなかったので、まずは今年やってたことは何かなぁと列挙してみます。
- ローカルLLM環境を構築して試行錯誤してた
- コーディングAIエージェントが実用になって、廃人のようにAIコーディングしてた
- 今年はラノベは520冊くらい読んだらしい、去年は600冊くらいだったので少し減った
- ゲームは淡々とアトリエシリーズをやってた
うーん。特に皆さんに紹介するような話はないかもしれないですね。AIの話はきっと他にも書くタイミングがあると思うので、今回は自分の趣味のヘッドホンの話でも書こうかなと思います。
エモい話とか、IT技術の話を期待してたらごめんなさい。
ヘッドホン沼に如何にして堕ちたのか
自分は音楽を聞くときはヘッドホン派です。それも据え置きのヘッドホンアンプを使ってヘッドホンで音楽を聞くという感じの割とガチガチのやつです。世の中に居ないとまでは言わないですが比較的少数派の趣味だと認識しています。さて、まずはなぜヘッドホン沼に自分が堕ちたのか簡単に紹介しましょう。
関東に引っ越したから
生まれ故郷の鹿児島で暮らしていたころはスピーカーで音楽を楽しんでいたのですが、関東に引っ越してきてからは部屋も狭いのでスピーカを置くとしても限界があります。さらに設置できたとしても近所のことも考えると音量などを気をつけなければなりません。こういったことを考えるとスピーカーではなくヘッドホンで音楽を聞くのが普通になっていました。
比較的安価だったから
さらに、過去誰かから「スピーカーと違ってヘッドホンは費用対効果が良い」などと吹き込まれたりもしました。確かにスピーカーはいくらでもお金を使うことが出来ます。最高級のスピーカーを買おうとすると簡単に数千万円します。例えば、KEFのmuon は¥23,100,000もします。2,310万円です、すごいですね。さらにこれに加えて設置する家と部屋も考慮しないといけないので最終的に必要なお金を計算するのが怖いです。ヘッドホンはそれと比較すると圧倒的に安価です。市販されているものだと限定品やごく一部の製品が100万円を超えていたりしますが、殆どのものが数十万円程度で手に入ります。部屋も特に必要ありません。例として、e☆イヤホンのサイトで有線ヘッドホンを高い順でみたりすると、50万を超えるものが1ページ目にあり、2ページ目以降のページだと2-30万くらいのものが中心になっています。高級ヘッドホンでもデスクトップPC程度の価格で購入できるのです。
このような理由で気がついたらヘッドホンに散財するようになっていました。
沼の第一歩、ヘッドホン選び
そんなわけで気がついたらヘッドホンなら投資してみるかと若いころの自分は考えたんですね。最初の頃はもちろん沼に堕ちるつもりはなく程々の環境で満足出来ればいいかなと思っていたと思います。
実際に購入しようと思って色々調べてみるとヘッドホンには様々なメーカー、種類があり鳴り方や装着感など色々あります。店頭で視聴してみたりして好みがすぐ分かればいいのですが、実際は難しいです。自分がどういったものが好きなのかは実際に購入して長期間使ってみて試すしかないと思います。自分はそうしました。もう沼ってますね。
ちなみに、ヘッドホンは密閉型、開放型と区別されて紹介されることが多いと思います。どちらが良いというのはないですが、開放型のほうが近年は人気があるようです。密閉型だと自分のすぐ側で音が鳴っているように聞こえる、低音が良く鳴るといったメリットがあります。開放型は音場が広く、装着時に圧迫感がないなどのメリットがあります。
自分は密閉型のヘッドホンが好きで、低音がちゃんと鳴り、音の解像度が高いものが好みのようです。これにたどり着くまでに色々ヘッドホンを買って試したわけです。
今とりあえず手元に残っているのは以下のヘッドホンたちです。これ以外にもいくつか購入していたはずですが覚えていません。とはいえヘッドホンを買ったら大体2-3年は必ず使っているので多くてもこれらに加えて1-2個くらいのはずです。
- Sony WH-1000XM3
- AKG Q701
- AudioTechinica ATH-AWKT
- Victor HA-WM90-B
個人的にはHA-WM90-Bをゴールにしてしばらくは新しいヘッドホンは買わないで過ごしたいなと思っています。
沼その二、ヘッドホン以外にも機材が段々欲しくなる
ヘッドホン単体で十分に機能するのですが、せっかくだから再生する機械(DACやアンプ)にもこだわってみると面白いだろうと思ってヘッドホンを更新するついでに追加で色々な機材も購入するようになりました。沼って怖いですね。
そうして気がついたら色々購入していました。覚えてる範囲というか今も手元にあるものを書いてみます。
- ヘッドホンアンプ
- FOSTEX HP-A4
- AudioTechnica AT-BHA100
- SPL Phonitor xe
- DAC
- Creative SoundBlasterX G5
- Creative SoundBlaster X5
- AudioTechnica AT-DAC100
- bluesound NODE ICON(これはDACというよりストリーマー)
なんとなくこちらもヘッドホンと同じくらいのペース(2-3年に1つくらい)で機材を増やしたり置き換えたりしている気がします。
ヘッドホンや機材変えると変化あるのか?
実際のところ、このように投資して音質などに変化はどの程度あるのか?というのは誰しも気になることなのではないでしょうか。様々な意見があり答えというものはないと思いますが自分の見解を書いてみます。
まず、ヘッドホンは変えると音の鳴り方が大幅に変わるものがあります。例えば先程のヘッドホンのリストの中ではATH-AWKTは顕著に音の作りが違います。そういった違いがあるので自分はヘッドホンについては費用と変化が満足できる感じになっていると思っています。逆にこれから買うという方は費用と変化に納得が出来ないところで投資をやめてしまうというのが良い基準だと思います。
一方でDACやアンプといった機材の方は音質などの面で費用対効果があるのかと言われると答えづらいです。アンプのFOSTEX HP-A4 とPhonitor xeはなんとなく違うという気がしますが、ブラインドテストされて答えられるかというとかなり怪しいと思います。DACの場合はDACのチップとそれにつながっている回路に違いがあるので音としても違う結果につながるのですが、果たしてそれが十分な違いを生み出せているかは正直むずかしいと思います。
ただ、これらの機材は機能自体が全然違うというのもあるので導入するのは楽しいです。例えばSoundBlasterシリーズはS/PDIF(光デジタル)入力とPCからのUSB出力を「同時に」出力することができます。例えばプレイステーションとPCの両法をSoundBlasterにつなぎ、ゲームの音とPCのBGMを同時に流したりすることができる訳ですね。PCでdiscordで通話しつつ、ゲーム機でゲームするとかそういった用途にも便利です。
便利さとかとは違うのですが、ATH-BHA100は真空管アンプですが真空管って暖かいんですね。近くにいると冬場はじんわり温かいですし、夏は暑いです。実際に真空管なんて使う機器はほとんどもう無いのでこれはとてもおもしろい体験でした。
NODE ICONは音楽サブスクとNASからの音楽を流す専用の機械が欲しくなって購入したものですが、NASの音楽とAmazon Musicが混在しているプレイリストを作って再生できるのでとても便利です。
とまぁこのようにヘッドホン以外のDACなどについては、好みで便利になるようにしていくのが良いと思います。とはいえ、PC、スマホに直接ヘッドホンを繋いだりするとノイズがひどかったりする場合はあるのでなにか一つは導入しておくのは悪くないと思います。
実際の費用感
総額はあまり計算したくないですが、上記の機材でざっくり200万程度です。関東に来てから、社会人になって大体15年くらいの総額です。実際には楽曲の購入費用、サブスクなどの費用もあるので300万くらいだと雑に計算してしまいます。最近の推し活が年間25万円くらいらしいので平均すると推し活と大差ない費用感で済んでいるようですね。
最近のオーディオ環境
自分の最近の環境は以下の写真のような感じです。NODE ICONとHA-WM90Bがツルツルで映り込みがひどすぎたのでレタッチしてあります。

NODE ICON + Phonitor XE + HA-WM90Bの組み合わせです。合計金額は気にしてはいけません。
自分としてはかなり満足がいく環境になったと思っています。この環境で音楽を聞くと目の前で演奏してもらっているような感覚があり、さらに低音は聞いていると地面が揺れているような感覚すらあります。
まとめ
色々書いて来ましたが、ヘッドホン沼は楽しいです。きっと来年もまたなにか課題を見つけてあーでもないこーでもないと色々考えていると思います。
例えばNODE ICONはブロードキャストを使って機器を見つける仕組みになっていますが、自宅のネットワークはサブネットが複数あるためつないでいるネットワークによっては操作できないといった問題があります。良い解決方法は今の所思いついていません。オーディオ機器の話だったのに、なぜかネットワーク設計の話になってしまいました。そんなこともあります。
まぁ、そんなこんなでヘッドホン沼はいいぞ!という話でした。